日本医学会が、「母体血を用いた出生前遺伝学的検査(いわゆる新型出生前診断)」の実施施設を公表しました。
平成25年3月26日現在、以下の15施設のみです。北海道に1施設、東北に2、関東に3、甲信越に1、東海に2、関
西(近畿)に2、四国に2、九州に2施設あります。北陸3県や中国地方、沖縄にはありません。



母体血を用いた出生前遺伝学的検査に関する臨床研究施設(平成25年3月26日現在)

北海道  北海道大学病院
岩手県  岩手医科大学附属病院
宮城県  宮城県立こども病院
東京都  独立行政法人 国立成育医療研究センター
東京都  昭和大学病院
神奈川県 横浜市立大学附属病院
新潟県  新潟大学医歯学総合病院総合周産期母子医療センター
愛知県  名古屋市立大学病院
愛知県  藤田保健衛生大学病院
大阪府  大阪市立総合医療センター
大阪府  大阪大学医学部附属病院
徳島県  徳島大学病院
愛媛県  愛媛大学医学部附属病院周産母子センター
福岡県  独立行政法人 国立病院機構 九州医療センター
長崎県  長崎大学病院

出典:日本医学会 http://jams.med.or.jp/rinshobukai_ghs/facilities.html

※なお、実施施設が「臨床研究施設」という表現になっているのは、日本には血液を分析する検査会社がないためだそうです。





出生前診断の種類(出典:東京新聞2012.9.25付)
1.羊水検査
・母親のおなかに針を刺し、羊水を採取
・検査が流産を引き起こす危険性が200回〜300回に1回程度ある
・ダウン症(21番)、13番、18番の染色体異常が100%判明する
・検査時期は15〜18週
・費用は10〜15万円
2.母体血清マーカー検査
・母親の血液を採取
・検査が流産を引き起こす危険性はゼロ
・分かるのは異常のある確率のみ
・検査時期は15〜21週
・費用は2万円前後
3.新型出生前診断
・母親の血液を採取
・検査が流産を引き起こす危険性はゼロ
・ダウン症が99.1%検出できるほか、13番、18番の染色体異常も高精度で判定できる
・検査時期は10〜22週
・費用は21万円
4.着床前診断はこちら

新型出生前診断の対象者
・高齢出産や、以前に染色体異常の子どもを出産した妊婦など


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