時候の挨拶


平成31(令和元)年。これからも日本の美しい挨拶を大事にしましょう。

 

一月  睦月

<あらたまった手紙に>
新春の候 初春の候 酷寒の候 厳寒の候 厳冬の候
寒風の候 寒冷の候 大寒の候

<親しい人へ>
お正月気分も抜けてますます寒さが厳しくなってきました。
松もとれましたが、あいかわらず寒い日が続いています。
松もとれ、厳しい寒さが続いています。
松の内も過ぎ、寒気ことのほか厳しく感じられます。
年が明け、まだ来ぬ春が待ち遠しく感じられます。
新年早々ではございますが、
寒中お見舞い申し上げます。

<結びの挨拶>
寒さ厳しきおりから、お風邪など召しませぬよう
厳寒のおり、ご自愛ください。
まだまだ寒さ厳しいですが、くれぐれもご自愛ください。
寒さ厳しき折から、お風邪など召しませぬようお気を付けください。
今年もご幸多ありますようお祈り申し上げます。
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
今年もお互いに目標達成に励みましょう。
あなた様の今年一年のご多幸をお祈りいたしております。
新たな気持ちで今年一年よろしくお願いします。
 

二月  如月

<あらたまった手紙に>
立春の候   早春の候  余寒の候   晩冬の候   春寒の候   向春の候
梅花の候   解氷の候  厳寒の候   余寒の候   向春の候   残寒の候
軽暖の候

<親しい人へ>
立春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続いております
節分を過ぎましたのに、あいかわらず寒い日が続いています。
春とは名ばかりの厳しい寒さが続いています。
梅のつぼみも膨らみ、日中はいくらか寒さもゆるんで参りました。
余寒厳しい毎日が続いています
立春を過ぎ、本格的な春の訪れが待たれる頃となりました。
雪深い当地では、立春とは言え真冬の寒さが続いています。

<結びの挨拶>
まだまだ寒い日がつづきますが、どうぞ御身おたいせつになさってください。
春の訪れを楽しみにすることにいたしましょう。
まだまだ寒さが厳しいですが、くれぐれもご自愛ください。
立春とは申しますが、お風邪など召しませぬようお気を付けください。
そちらは、大雪とのことくれぐれも雪の事故にはお気をつけくださいませ。
皆様が、良き春をお迎えになりますようお祈り申し上げます。

三月  彌生

<あらたまった手紙に>
早春の候   春暖の候   春分の候   浅春の候
軽暖の候   陽春の候   春色の候   弥生の候
萌芽の候

<親しい人へ>
桃の節句を過ぎ、ようやく春めいて参りました。
寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。
旅立ちの春を迎え、日増しにあたたかさを感じています。
ひな祭りを終え、縁側の陽射しにも暖かさを感じる頃となりました。
桃の節句を過ぎ、今年の春は例年になく穏やかです。
啓蟄を過ぎ、小川の水もぬるんで参りました。
春分を過ぎ、桜の開花が待たれる頃となりました。

<結びの挨拶>
不順な天候がつづいておりますゆえ、どうぞくれぐれもご自愛ください。
まだまだ寒さが残っております。お風邪など引きませんようお気をつけください。
季節の変わり目なのでくれぐれもご自愛ください。
桜の便りも聞かれますが、温かい春の風を感じに外に出てはいかがですか。
皆様が、良き門出をお迎えになりますようお祈り申し上げます。
 

四月  卯月

<あらたまった手紙に>
春暖の候   陽春の候   仲春の候   桜花の候
春風駘蕩の候  春陽の候  晩春の候  花冷え候  軽暖の候
桜花の候  春粧の候  桜花爛漫の候  春日の候  春爛漫の候

<親しい人に>
桜の花のたよりが聞かれる頃になりました。
花の色が美しい季節になりました。
春もたけなわの頃となりました。
葉桜の季節となりました。
新入生のランドセルが春光に踊る季節となりました。
今年も燕(つばめ)が飛来する季節になりました。


<結びの挨拶>
季節の変わり目、どうかご自愛ください。
そちらの花便りもお聞かせください。  
春風を感じに外へお出かけになるのも良いですよ。
花冷えの時節柄、お体をぐれもご自愛ください。
新たな環境の生活で無理などなさらないでください。
新たな場所で更なるご発展とご活躍をお祈りいたします。
新年度を迎えお忙しいとは存じましたが、健康にはぐれぐれもお気配りされてください。
春爛漫のこの頃、健やかなる日々をお過ごしください。

五月  皐月

<あらたまった手紙に>
薫風の候  残春の候  残春の候  惜春の候  暮春の候
葉桜の候  青葉の候  若葉の候  新緑の候  万葉の候
緑樹の候  立夏の候  軽暑の候

<親しい人へ>
鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。
新緑の香りがすがすがしい季節になりました。
五月の空が気持ちよく晴れわたっています。
風薫る季節となりました。
田んぼの蛙が鳴きはじめました。
緑芽が日増しにその色を増しています。
田を渡る風が気持ちの良い季節となりました。

<結びの挨拶>
御地ではまだ肌寒い日もあるかと存じます。どうぞおいといください。
庭のつつじが見ごろとなりました。一度お出かけください。
寒暖の差が大きい季節柄、なおいっそうご自愛ください。
風が快い季節となりましたので、外へお出かけになるのもよいですよ。
我が家のつつじが満開となっております。一度おこしください。
向暑の折から、くれぐれもご自愛ください。
五月晴れの日々をどうかお健やかにお過ごしください。
風薫る新緑の中、皆様のますますのご健勝をお祈りいたします。
過ごしやすい季節ではありますが、体調をくずさないようお気をつけください。
また近いうちにお会いできますことを心よりお待ち申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
五月晴れの空のように、皆様のお気持ちが晴れやかでありますようお祈り申し上げます。
若々しき木々の葉が生い茂るこの頃、社業の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様のいっそうのご発展とご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。

 

六月  水無月

<あらたまった手紙に>
初夏の候   麦秋の候   入梅の候   桜桃の候
向暑の候   薄暑の候   小夏の候   霖雨の候
梅雨の候   長雨の候   短夜の候   小夏の候
首夏の候   薄暑の候

<親しい人へ>
梅雨に入り、うっとうしい毎日が続いています。
あじさいの色が美しく映えるころとなりました。
長雨に紫陽花の花も濡れています。
長かった梅雨もあけ、初夏の風が爽やかな季節となりました。
一日の長さがずいぶん長く感じられる頃になりました。
清流に鮎が踊る頃となりました。

<結びの挨拶>
梅雨で運動不足になりがちですが、体にはくれぐれもお気をつけください。
本格的な夏をひかえ、いっつそう自愛ください。
梅雨冷えの肌寒い日もありますので、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください。
梅雨明けも間近、どうぞお元気お過ごしください。
長雨の季節でもありますので、体調をくずさないようお気をつけください。
梅雨が明けたら、またお会いできますことを心よりお待ち申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
田の緑が日に日に茂るがごとく、社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様のいっそうのご発展とご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。


七月  文月 

<あらたまった手紙に>
盛夏の候   炎暑の候   大暑の候   酷暑の候
仲夏の候   暑中お見舞い申し上げます。
梅雨明けの候  向暑の候  猛暑の候  大暑の候
極暑の候

<親しい人へ>
暑中お見舞い申し上げます。
降りしきる蝉の声に夏の盛りを感じる頃になりました。
天の川がひときわ美しい季節となりました。
七夕の笹がわずかな風に揺れています。
連日厳しい暑さが続いています。
海開きの便りが聞かれる頃になりました。
海山が恋しい季節になりました。
空の青さが真夏の到来を告げています。
入道雲が空に映え、まぶしい夏の到来を告げています。

<結びの挨拶>
猛暑のおり、どうかお体にお気をつけて…
夏風邪などお召しになりませぬよう…
これからも、猛暑続きそうです。体にはくれぐれもお気をつけください。
暑さ厳しき折り、くれぐれもご自愛下さい。
暑さ厳しき折り、皆様のご健康をお祈りいたします。
時節柄、お身体ご自愛下さい。
本格的な夏を迎えました。ご家族のご健康をお祈りいたしております。
暑さ厳しき折、体調をくずされませんようお元気でお過ごしください。
寝苦しい日が続いておりますが、お体にはお気をつけてお過ごしください。
夏休みにはご家族で遊びにお越しください。お待ち申し上げます。
夏休みに帰省されるのを心待ちにしております。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
乱筆乱文失礼いたします。
稲穂がに茂るがごとく、社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様の一層のご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
まずは、暑中のお見舞いを申し上げます。
 

八月  葉月

<あらたまった手紙に>
残暑の候   暮夏の候   晩夏の候   残夏の候
初秋の候   秋暑の候   立秋の候   早涼の候
季夏の候   避暑の候   残炎の候   納涼の候
暮夏の候   立秋の候   秋暑の候   向秋の候

<親しい人へ>
立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いています。
土用あけの暑さひとしおの侯
残暑お見舞い申し上げます
連日厳しい残暑が続いています。
秋まだ遠く、厳しい残暑が続いています。
立秋を過ぎ、暑さもようやく峠を越したようです。
吹く風に、ゆく夏の気配を感じる頃となりました。

<結びの挨拶>
残暑厳しきおり、皆様方のご無事息災を心よりお祈りいたします。
夏バテなどなさいませんように…
これからも、残暑が続きそうです。体にはくれぐれもお気をつけください。
残暑厳しき折り、くれぐれもご自愛下さい。
時節柄、お身体ご自愛下さい。
本格的な夏を迎え熱中症などにお気を付けください。
ご家族のご健康をお祈りいたしております。
まだまだ暑さが厳しいので体調をくずされませんようお元気でお過ごしください。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
乱筆乱文失礼いたします。
社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様の一層のご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
まずは、残暑のお見舞いを申し上げます。

九月 長月

<あらたまった手紙に>
初秋の候   新秋の候   清涼の候   新涼の候
爽秋の候   秋涼の候   涼風の候   野分の候
白露の候   秋冷の候   孟秋の候   秋晴の候

<親しい人へ>
灯火親しむこの頃
コスモスが風に揺れ、朝夕はしのぎやすくなって参りました。
秋祭りの子供達が楽しそうに駆けてゆきます。
朝の空気に爽秋の気配が感じられる頃となりました。
燕(つばめ)が南の空に帰ってゆきます。
朝夕はめっきりしのぎやすくなりました。
秋涼の風が野山を吹き渡ってゆきます。

<結びの挨拶>
これからも、もうしばらくは残暑が続きそうです。体にはくれぐれもお気をつけください。
これからの季節、朝夕冷え込んでまいりますのでお身体にお気をつけください。
くれぐれもお身体ご自愛ください。
ご家族のご健康をお祈りいたしております。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
乱筆乱文失礼いたします。
社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様の一層のご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
季節の変わり目、十分お気をつけてください。

十月  神無月

<あらたまった手紙に>
秋冷の候   清秋の候   秋涼の候   錦秋の候
爽涼の候   秋麗の候   錦繍の候   紅葉の候
寒露の候   清秋の候   秋麗の候   仲秋の候
秋雨の候   夜長の候   秋霜の候

<親しい人へ>
菊の花が香る季節となりました。
さわやかな秋晴れの日が続いております。
今年も田畑の実りがおいしい季節になりました。
スポーツの秋、味覚の秋となりました。
芸術の秋となりました。
天高く馬肥ゆる季節となりました。
いよいよ秋も深まって参りました。

<結びの挨拶>
ご家族の秋もまた実りの多いものでありますように、お祈りしております。
これから朝夕冷えてまいりますので、体にはくれぐれもお気をつけください。
これからの季節、冷え込んが厳しくなりますのでお身体にお気とつけください。
秋が深まりゆく季節ですが、くれぐれもお身体ご自愛ください。
これからも、お元気にご活躍されますこととを心よりお祈りいたします。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
澄み切った秋空のように、皆様のお気持ちが爽快でありますようお祈り申し上げます。
爽秋の季節、社業の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。
秋の夜長、近いうちにお会いできますのを心待ちにしています。くれぐれもお身体ご自愛ください。
ご家族のご健康をお祈りいたしております。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
乱筆乱文失礼いたします。
社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様の一層のご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
気候不順のおりから、どうぞご自愛専一のほど…
 

十一月  霜月

<あらたまった手紙に>
晩秋の候   向寒の候   暮秋の候   寒気の候
初霜の候   菊花の候   初雁の候   深冷の候
冷雨の候   霜寒の候

<親しい人へ>
朝晩はめっきり寒くなって参りました。
吐く息の白さに、秋の終わりを感じる頃となりました。
街路樹もすっかり葉を落とし、ゆく秋の気配に寂しさを感じる季節となりました。
鋪道の落ち葉が冷たい雨に濡れています。
庭の紅葉も終わりを告げ、すぐ近くに冬の気配を感じる頃となりました。

<結びの挨拶>
向寒のみぎり、お風邪にはお気をつけてお過ごしください。
冬を向かえる支度でお忙しいこととは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かと忙しい師走はもうすぐです。飲みすぎ食べすぎにお気とつけて健やかにお過ごしください。
温かい食事を囲みながらお会いできる日を心よりお待ちしております。
年末は何かと忙しいでしょうが、体にだけは気をつけて頑張ってください。
年末年始のお休みにお会いできることを心よりお待ち申し上げます。
くれぐれもお身体ご自愛ください。
ご家族のご健康をお祈りいたしております。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
乱筆乱文失礼いたします。
社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。
ΟΟ様の一層のご活躍をお祈りいたしております。
ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。
何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。

十二月  師走

<あらたまった手紙に>
初冬の候   師走の候   霜寒の候   寒冷の候
歳末の候   歳晩の候   初雪の候   寒気の候

<親しい人へ>
今年もおしつまって参りました。
師走に入り、あわただしい毎日が続いております。
師走に入り何かと多忙な日々が続いております。
年の瀬の、寒さの身にしみる季節となりました。
年の瀬の、寒気いよいよ厳しい季節となりました。
一年で最もあわただしい季節になりました。
師走に入り寒さも本格的になりました。
今年の師走は一段と冷え込むようです。

<結びの挨拶>
年末ご多忙のおりではございますが…
どうぞおすこやかに新年をお迎えになられますよう、お祈り申し上げます。
忙しい年末ですが、体に気をつけてお過しください。
ご家族健康で新年を迎えられますようお祈り申し上げます。
来年も素晴らしい年でありますように心よりお祈り申し上げます。
来年も、ご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
来年も、ご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。
時節柄一層のご自愛の程お祈り申し上げます。
心せわしい年の暮れを迎え、何かとご多用とは存じますが、お体にお気を付けてお過ごしください。
年末ご多忙の折ではございますが、お体にお気をつけて良き年をお迎えください。
健やかなる新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。
来年も宜しくお願いします。
来年もお互い頑張りましょう。
あなたにとって来年が輝かしい年となることを願っています。


季節の挨拶